タイの現地職業紹介事業者の声
現地職業紹介事業者へのインタビュー(Thai Asawalert Manpower)-
※こちらの写真はこの機関の学生ではなく、イメージです
Thai Asawalert Manpower Co., Ltd.
所在地
| タイ事務所 | No.2 2nd A Floor Soi Punnavithi 31, Sukhumvit 101 Rd., Bangjak, Phrakhanong, Bangkok 10260 |
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| 日本事務所 | 〒424-0055 静岡県静岡市清水区吉川950-1 |
事業内容
タイ国内の高等専門学校や教育機関と提携し、日本での就労を希望する選抜生徒に、日本の日常生活でのコミュニケーションと企業文化理解を重視した実習生育成を行う。また、タイの日系企業向けに社内日本語教育も実施。独自プログラムで育成した実習生を日本の製造業、建設、農業、介護分野へ送り出している。また、日本での技能実習を経た実習生をタイの日系企業に紹介する人材紹介業も行っている。
日本への送出し実績人数
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日本への送出し人数
技能実習生の送出し実績人数は左のグラフの通り。
- 特定技能の派遣は2023年秋に開始したため、グラフなし。
送出し人数
全体の送出し人数
- 累計(全分野合計):約5500人
- 23年実績(全分野合計):640人
日本への送出し人数
- 技能実習(全分野合計):630人
- 特定技能(全分野合計):10人
登録人材数 (2025年1月末時点)
- 研修を受けている人数:600人
- うち、日本行きが決まっている人数:500人
- うち、日本の製造業分野特定技能での就労を予定している人数:40人
人材の募集方法と募集情報の発信方法
タイ国内の150以上の地方の大学、高等専門学校、教育機関と覚書(MOU)を交わしており、説明会や保護者会等で生徒や保護者へ説明を行い募集している。自社が主な対象としている送出し人材の年齢層は19歳から27歳の間であるため、教師、学校、生徒・保護者に、日本への就労制度や同社のサービスをよく認知してもらうことを重視している。
施設や研修内容の紹介
バンコク都内と東北部に支店・研修施設を持ち、特にタイ東北部に強いネットワークを持っている。教育施設、簡易運動場、男性用・女性用の寮、食堂等を備え、集中的に日本語を学習する設備を整えている。
工業の技能実習生コースの日本語の学習期間は6カ月で、日本の日常生活で使われる読む、書く、 聞く、話す能力を身につける教育を行っている。カリキュラムを通して、生活指導、責任感、精神鍛錬、体力づくりを行い、日本の企業文化を深く理解し、日本での生活に適応できるようにする。また、タイ国労働省による認定試験に合格した講師による技術指導を行い、実践を通して道具や設備の使用方法や、事故のリスクについて訓練を行う。
日本就労時・帰国後のフォローアップ
日本の駐在員が、定期的に就労先を訪問してヒアリングを行い、問題の防止、早期発見に努めている。日本人ではなく日本語が使えるタイ人スタッフを派遣し、タイ人ワーカーの側に立ってサポートする。問題が起きた際は、就労先の企業と協力し、早期解決に尽力している。
帰国後は定期的に連絡を取り、フォローアップを行っており、希望者は能力に応じて、タイの日系企業への就職を斡旋している。日本語が話せる者は自分で就職先を探すケースも多い。
日本を選ぶ理由
自社では中東(UAE等)へタイ人労働者を派遣していたこともあるが、日本を希望する人材の主な理由は、治安の良さ、文化的な近さ、距離の近さ、そして日本から戻った後の就職先の確保のしやすさが挙げられる。日本への送出しは特に製造業への希望者が多く、自社の事例では日本の東海地区の製造業へ就職する方が多い。
日本での勤務の定着
日本での勤務の定着率は高く、自社の送出し人材の多くは在留資格の最長期間まで勤務している。
帰国後の就労状況
これまで当機関が扱った人材の例では、一定期間日本で働いた後は約80%が日本からタイに戻ってくる。タイには日系企業が数千社存在しており、日本語が話せると給与が高くなる傾向にあることから、日本から帰国した人材の受け皿となっている。
最近の人材の職業選択のトレンド
農業や介護系を希望する人は少なく、製造業への希望者が多い。
最近の人材紹介の動向
タイも少子高齢化が進む中で、20年後、30年後には人材が少なくなっていくことが予想される。また、円安バーツ高の影響で日本での収入が目減りしていることもあり、日本へ向かう労働者が減少する可能性がある。一方で、日本文化やアニメ・マンガに魅力を感じる層がタイにも存在しており、日本での就労に関心のある人材は一定数いると感じている。